過去の夢を見た時の自分の心理状態について

夢占い

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夢で繰り返し体験する

過去の出来事を夢で見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。それは良いことだったり、どちらかと言うと悪い出来事が出る確率の方が高いかもしれません。この記事では、過去の出来事を夢で見ることにどのような役割やメッセージが隠されているのかをご紹介いたします。

何故か過去の夢を見た場合

その日に昔の出来事について考えていたわけではないのに、何故か昔の夢を見てしまった時に考えられる心理状態についてですが、いくつか考えられている説があります。一つは今抱えている不安感によるもの、もう一つは記憶の整理時にノイズのような感覚で夢に表れてしまったもの、もう一つは過去に感じた思いや感情を思い出させる何かがあったなどがあげられます。これらが有力な説だと言われておりますので、一つ一つご紹介いたします。

今の不安が見させる過去の夢

昔にもこんなことがあったから今も似たような失敗をするかもしれないと、意識的でも無意識にでも思ってしまうと過去に失敗した時の夢を見るようになります。それは潜在意識が、前に失敗したのだから今回はこうならないようにしなさいというメッセージを伝えようとしてこのような夢を見させたのかもしれません。失敗を思いだして反芻することで失敗を防げるという意味があります。

夢はノイズだという考え

夢自体が記憶や情報の整理の際に生じるノイズという考えが広まっていますが、この情報の整理時に思いの強かった昔の記憶が偶然夢という形で表れてしまった場合も考えられます。今は全く考えていないことでも、無意識の中では気にしておりそれが夢として表れることは多々あります。嫌な体験など忘れようとしても脳にはすでに刻み込まれてしまっているためなかなか忘れることができません。しかし人の脳は上手くできており、絶対にこれからの生活に酷く支障をきたす程の悪い記憶は自然に脳の深いところに仕舞われるようになっています。夢によって偶然思いだすという脳の不具合は今のところ例がないようですのでご安心ください。

似たような感情を抱いたために見た夢

例えば、昔に仲良くしていた人と話す機会があったりちょっとしたことでも昔を懐かしむことがあった場合には、昔の夢を見ることが多いです。これは良いことも悪いことも当てはまり、昔を思い出すことが自分にとって良い影響を与えるという潜在意識からのメッセージであると考えられています。その時の出来事を振り返ったり、旧友に連絡を取って会うのも良いかもしれません。今の人生に新たな刺激を与えるでしょう。

昔を大切にする懐古心

昔に体験した出来事は今改めて考えると非常に役立つことが多いです。もちろんその出来事自体は今とは全く別ものかもしれませんが、温故知新という言葉もある通り、過去から学べる知識や考え方を侮ってはいけません。それが今の問題やトラブルを解決させる重要なヒントやアドバイスである可能性もあります。夢で見たというのならば尚更そう考えても不自然ではありません。夢は潜在意識や無意識がこのように助けてくれることもありますので、今これから起こる出来事も未来の夢に出て自分に活かせるように、一つ一つ大切に取り組んで味わっていきましょう。